良いタイトルでしょ?
タイトルどおりの2025年の夏でした。
丁度いいと考えてる価格帯のうにを仕入れても 希望通りの物は少なく
次は500円 また次は300円と高いセリ値のうにを仕入れする日が続いてました。
表現がヘタクソですみませんが、当店のうに丼は他店様の物より劣っているのではないか??と思う事もしばしば。ストレスでした。
あと1000円高いうにを仕入れて、その分高くご提供したほうが
作り手としては、何んとなく気が楽になると考えておりました。
1000円高いものを1000円高くしても利益は0円。残るのは支払いが1000円が増えるだけ。
特に 積丹産塩水ばふんうには当店に納品された平均価格は15000円/100g 以上です。
100g では1人前には足りないのでもう少しご飯の上に乗せます。
はい、原価は18000円近くなります。
約1000人分相当のうにが水揚げされて、そのうち塩水ばふんうには4個、5個しかないというのが常でした。
それでも、仕入れられる日は少し気分も良く働く事ができました。
ほとんどは仕入れできないのですから。
この事を考えると、塩水ばふんうに丼は高い価格になるのもお分かりいただける事でしょう。
今年は、「ぼったくり」という言葉を耳にしました。SNSなどで見ました。
この言葉を使う人は、無知な方ばかりかと思っています(失礼!)
ぼったくりの本当の意味を教えましょう。
スーパーで100円の豆腐を買い、800円で冷ややっことしてご提供する事をぼったくりと言います。
80円で買った油揚げを焼いて、700円でご提供するのも同じです。
冷凍枝豆を150円で買って、レンジで温めて1500円のお店も同じく(笑)
なぜか大豆のたとえばかりでごめんなさい。
5500円で買ったうにで、8000円のうに丼の場合は「ぼったくり」という言葉は使いません。
「ぼったくり」という方。
本質を知らないからこんな言葉を使うのよね。使いやすい言葉なんだろうね。
これ、実際は見ただけの情報を自分の正義と思い、言葉にしてるのだと思ってます。
本来、8000円のうに丼を見たら、こういうべきなのです。
「今年のうにの現状を考えるとあまり利益は出ないかもしれない。でも、1膳に8000円も使うのは勇気がいるよね」と。
私も消費者なので、うにを仕入れたら支払いが発生します。
小さな発泡スチロール1つ納品されると、15万円~20万円を納品業者に支払う事になります。
世間話程度に「高いね、安くならないね」とは言うのですが
相手を不愉快にさせるような言葉はご法度だと思っています。
常に見栄を張っていました(笑)
「200円高くてもいいからまたうにの納品、頼みます」と。
漁師ー漁協などの施設関係者ー仲買人ー配送業者ー商店・問屋ー町の魚屋ー飲食店
そしてお客様。
これらのすべて、今年はダメな年 と結論付けた事と思われます。
あまり大きな期待はしない方が良いと思っていますが、来年に期待してます。
暗いお話でごめんなさい。
この様な事から当店では、お客様にご負担がかからないように、
私の支払いを多くしないようにと、
ウニ以外の献立も多くご提供を始めました。組み合わせは100通り以上。
そして、ご覧下さい。器も プチ、中、普通、特盛とご用意致しました。
特大というのもございます。
プチに乗せるうにの量を特盛の器でご提供も致しました。
そういえば、今年はひとつもオーダーミスが無かった。
ああ、暇だったからだね(笑)

しめさばも人気 特大の器

サーモン人気 今年のサーモンはマグロより高いんです(笑)

ご飯には まぐろ!!ネギトロ!! ライス追加もOK

あわび好きの方も多い
注文ごとに、切って盛って。
来年は開店前に少し、切っておこうかな??・

特盛は満腹

焼いたばふんうにをトッピング
30年の歴史の中で たった1食の超レアどんぶり
焼きばふんうにと帆立の丼